このコンテンツは有料note「webライターとメディア運営者の、実践的教科書(安達裕哉著)」より転載しています。
1.「感じる」「思う」「考える」の多用はダメ
社内会議をビデオチャットで行うことが増えてきていると感じる。
社内会議をビデオチャットで行うことが増えてきている。
2.「こと」「もの」の多用もダメ。
職場で最も重視すべきことは、社員同士でコミュニケーションと取り合うことであり、会話を増やすことです。ほんの小さなことであっても、口に出して会話することで社員のやる気が向上することがあります。しかし、こうしたことをリモートワークがきちんとカバーできるのか、疑問です。
社員は、悩みを口に出すことでやる気が上がるので、職場で最も重視すべきは、社員同士のコミュニケーションと、会話の増加です。しかし、リモートワークがコミュニケーションや会話を増やせるのか、疑問です。
3.一文が長いのはダメ。
本コラムではそんな第三者割当増資について、そのような方法が存在しているということをほとんど知らないという経営者から、既に第三者割当増資を実施したことがあるがより深く知見を得たいという経営者までを対象に、理解を深めてもらうことを目的に筆を進めていく。(124文字)
本コラムでは、そんな第三者割当増資について記述する。(26文字)対象は「第三者割当増資について殆ど知らない」経営者。(26文字)そして「第三者割当増資を実施したことがあるが、より深く知見を得たい」経営者だ。(39文字)
4.一般論ばかりでたとえ話がないのはダメ。
いわずとしれた世界の大企業グーグルには、「疑うことはコストである」という価値観があることをご存知だろうか。
グーグルで働いた経験がある人や経営者などが好んで話す価値観だが、誰かが言っていることをいちいち疑い裏を取っていては、スピードが命の現代の経営環境では、それは命取りになるという考え方だ。
マッキンゼーやNTTドコモ、リクルートや楽天などを経てグーグルでも働いたことがある尾原和啓氏は、その著書「どこでも誰とでも働ける 12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール」の中で、グーグルのこの価値観を「ハイパー性善説」と呼んでいる。
翻ってみて、かつて私に仕事を丸投げにしていたボスのことだ。
確かに、取締役として仕事を丸投げにされていた当時の私に、リスクが0であったわけではない。
しかしながら、そんなリスクなど経営トップから見えればちゃんちゃらおかしい。
5.意見の根拠を提示しないのはダメ。
ちょっとまえ、面白い記事をツイッターで拝見した。企業の採用担当が、面接時に見ているポイントを端的に表現したものだ。曰く、「事実と意見を分けて説明できるかは圧倒的に重要で、これができない人はかなり厳しい。」とのこと。
テレワークは、出社して働くよりも生産性が高いと言われているので、検討をしている会社も多いのではないでしょうか。
私が観察したところ、テレワークは、出社して働くよりも生産性が高いようです。(意見)
総務省のデータでも「労働生産性向上を目的としてテレワークを導入した企業のうち、82.1%の企業がテレワーク導入により目的とする効果を得たと回答したことから、テレワーク導入は労働生産性向上に効果があると考えられる」とあります。(事実)また、私の周りでテレワークを開始した会社が増えていますが(意見)統計でもテレワークの導入企業数は着実に増えています。(事実)
6.「など」はダメ。
昨今、業務でAIなどの活用が進むにつれ、音声認識や文字認識などの技術が脚光を浴びています。これを積極的に導入しているのが、生命保険など、大量の帳票類をあつかう業界です。ところがこうした傾向に反対を唱える人々もいます。「AIの精度はまだ低い」などのAIの性能に関する苦情はわかりますが、中には「職が奪われる」など、切実な反対もあります。
7.「なくても困らない言葉」があるのはダメ。
先日、テレビ東京の人気深夜番組、カンブリア宮殿で非常に興味深い企業と経営者が出演していたので、冒頭でまずご紹介したい。
ご存知のようにカンブリア宮殿は、世間で話題となっている会社やサービスの仕掛け人、経営者などを特集し、その知見を視聴者にシェアする番組だ。放送作家が作ったようなストーリー色が余り感じられず、経営者の肉声が感じられる構成になっているので、マネジメント層にも人気があるテレ東の看板番組の一つである。
そしてこの日、登場したのは茨城県に本社のある小さなコーヒーショップ「サザコーヒー」。
創業者で会長の鈴木誉志男氏と、息子で副社長の太郎氏を中心に話が進む展開だが、実はこの会社。誉志男氏の創業以来の想いで、地元密着で茨城から出ないことを頑なに守り通してきた。にも関わらず、太郎氏が副社長になると、会長の反対を押し切って突如東京に進出する。そしてあろうことか、東京駅丸の内北口正面にあるJPタワー1階というとんでもない場所にお店を構えるという大きな賭けに出てしまった。丸の内のお店では、1杯3000円の超高級コーヒーもおいているという。
ちなみに社長職にあるのは、会長の妻であり副社長の母親である女性。会長が息子と対立し、東京進出に反対していた様子を見かねて、「あんただって好き勝手やったくせに、これからは息子に任せなさい!」と、世代交代を促し太郎氏に全権を委ねたそうだ。(587文字)
先日、テレビ東京の人気番組「カンブリア宮殿」に興味深い企業が特集されていた。
それは茨城県に本社のある小さなコーヒーショップ「サザコーヒー」。会長の鈴木誉志男氏の創業以来の想いで、「茨城から出ない」との信念を頑なに守り通してきた。
ところが息子の鈴木太郎氏が副社長になると、突如、会長の反対を押し切って東京に進出する。そして、丸の内北口正面にある巨大オフィスビルにお店を構える大きな賭けに出た。丸の内のお店では、1杯3000円の超高級コーヒーもおいている。
実は、東京進出を支えたのは現在社長職にある「母親」だ。
会長が息子と対立し、東京進出に反対していた様子を見かねて、「あんただって好き勝手やったくせに、これからは息子に任せなさい!」と、世代交代を促し、太郎氏に全権を委ねた。(336文字)
8.鼻につく書き方はダメ。
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(文責-ティネクト株式会社 取締役 倉増京平)
ティネクトの地方創生支援-人の移住よりも知の移転-
ティネクトでは創業以来、数多くの地方中小企業様のお手伝いをさせてきました。地方では人材不足が問題と思われがちですが、実際は「人材」の問題よりも先に「知」で解決することが多いと感じています。
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