企業がプロモーションにインスタグラム広告を使用することでBtoCの売り上げや企業プロモーションに絶大な効果を発揮します。
スマートフォンでの視聴に完全にカスタマイズしたインスタグラム広告は美しく躍動感があり、画面を眺める楽しさが消費者行動につながるのです。
企業はインスタグラム広告をどのように活用したら良いのでしょうか。
企業がインスタグラム広告を活用するメリット
数あるSNS広告の中から、企業がインスタグラム広告を選択し活用するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。利用者層、表示形式、費用などから分析します。
個人ユーザーと繋がることができる
インスタグラム公式によると、
インスタグラムの全世界アカウント数は2018年時点で10億以上、
ビジネスをフォローしているInstagram利用者の割合は2019年時点で90%、
新しい商品をInstagramで見つけたいと思っている利用者の割合は2018年時点で84%、
ビジネスプロフィールの閲覧者のうちフォロワーでない利用者の割合は2017年時点で3人に2人
ということです。
*1
これらは
- 非常に多くの個人ユーザーが何らかのビジネスアカウントをフォローする可能性
- インスタグラム内で購買活動を行う可能性
- 企業が新規顧客を獲得できる可能性
が非常に高いことを意味します。
没入度の高い投稿形式
インスタグラムの一般投稿は画像もしくは動画で行われ広告も同様です。
正方形や画面いっぱいの縦型での映像は没入度が高く、クオリティが高ければ評価されます。
広告といえども美しさや楽しさが重視されるため、過度な広告要素を詰め込めば良いわけではありません。
また、動画広告を使用することで、ブランドや製品の背後にあるストーリーも伝わりやすくなります。
この投稿形式により
- ブランドの魅力を伝えることに集中できる
- 個人ユーザーのファンを増やすことにつながる
- ストーリーを伝えることで共感を高める
上記のような効果があります。
低価格から実験できる
インスタグラム広告の出稿はオークション形式です。
同様のカテゴリー、ターゲットにおいて費用を高くかければかけるほど露出が増え多くのユーザーに訴求できる可能性が上がります。
広告費用は1日あたり1ドルから出稿可能です。もちろん、1ドルでは露出は非常に少なくなりますが、かけた費用によってどれくらい差が出るのか実験がしやすいのはメリットです。
また低価格であることで、ABテストも実施しやすいでしょう。無理のない広告費用で広告効果の精度を高めることが可能です。
低価格からインスタグラム広告を出稿できるため
- 手軽に広告を開始できる
- ABテストのような広告効果を確認する実験がしやすい
- 最終的に広告精度を高められる
上記のような効果があります。
インスタグラム広告の種類
インスタグラム広告を出稿するにはFacebookアカウントを持っていることが前提となります。Facebookの広告出稿画面から広告の形式や表示サイズを選択することで下記の広告を出稿することが可能です。
ストーリーズ広告
インスタグラムのストーリーズは24時間で消える投稿です。ストーリーズを広告化した場合は24時間で消えることはありません。自分が設定した広告費用に応じた露出で、ストーリーズ内に繰り返し表示されます。
一般のストーリーズへの投稿はすぐに消える前提のため、凝った写真を投稿するより感じたことをすぐ投稿するユーザーが多いようです。
手軽な投稿に向いているため活用するユーザーも多く、結果広告もたくさんの一眼に触れやすいといえます。
ストーリーズを利用するユーザーは1日あたり5億ユーザーにも上ります。これは全ユーザーの半分近くです。
表示形式はスマホの縦型全画面なので、見た目のインパクトもあります。動画やアニメーション形式で動きをつけることも可能です。ストーリーの名の通り、企業やブランドのストーリーを伝えやすい広告といえます。
一つ注意点としては、ストーリー広告は投稿に説明文をつけることができません。説明をしたい場合は画像内にテキストを埋め込む必要があります。
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写真広告
フィードに投稿される画像を広告化する方法です。
正方形や横型の画像で投稿され、一般の投稿と見た目に差はありません。広告という意識なく見てもらいやすいのはメリットです。
一方美しさや楽しさを感じてもらえないと、広告化しても気付いてもらえない可能性があります。
*3
動画広告
フィードに投稿される動画を広告化する方法です。
画面いっぱいに動画を広げることができ、ユーザー側が広告内で操作できるインタラクティブな要素もあります。多くの情報を自然に挿入することができ、物販や企業のブランド認知など、幅広く効果を発揮する広告です。
*3
カルーセル広告
カルーセル広告もフィードに投稿され、10枚の画像・動画を一度にアップロードできるのが大きなメリットです。ユーザーは投稿を横スライドさせることで画像・動画を切り替えることができます。
興味を持ったユーザーに対してたくさんの情報を伝えることができ、カタログのような役割や全ての画像を見ることで物語が完成するような広告を作ることが可能です。
*3
コレクション広告
コレクション広告もフィードに投稿され、カバー画像と3点の商品画像で構成されます。カバー画像をタップすると、ブランドや商品のコンセプトなどを伝えるフルスクリーンのランディングページとなります。これをインスタントエクスペリエンスと呼びます。
インスタントエクスペリエンスを見て気に入ったユーザーは、カバー画像の下部に表示された商品画像をタップしやすくなりコンバージョンに繋がります。
*3
発見タブ広告
発見タブをタップすると様々な投稿が一覧で表示されます。普段どのような投稿をよく見ているのか、いいねやコメントをしているのかを踏まえた上で、ニーズのありそうな投稿をインスタグラム側が自動で抽出しています。
ここに表示するのが発見タブ広告です。インスタグラムによると1日に2億以上のユーザーが発見タブを開き、そのうちの83%のユーザーが新しいサービスや製品を発見しています。
これまで繋がりのなかったユーザーに知ってもらえるチャンスがあるのが発見タブ広告です。
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インスタグラム広告の企業活用事例
インスタグラム広告を活用し、プロモーションを成功させた事例を紹介します。ここ最近はストーリーズ広告を活用する企業が多いようです。
JAL
JALは2019年のラグビーワールドカップ日本開催に合わせて、ラグビー選手とのコラボレーションによるインスタグラムストーリーズ広告を展開しました。ユーザーが次々と投稿を楽しむストーリーズに合わせ15秒で完結する動画とブランドロゴや静止画バナーと組み合わせることで、ラグビーの楽しさとJALのブランドイメージを同時に伝えることにを目指しました。
1000万人以上にリーチし、目標値を26%上回るリーチ増を達成した他、親近感を醸成し、JALのブランド好意度を向上させることに成功しています。
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ニフティ不動産
ニフティ不動産はユーザーがタップしたくなるようなスピード感のある動画をストーリーズに投稿することで、自社が手掛けた住宅の内観イメージを訴求しました。
スタンプを配置することでユーザーが投稿したかのような自然な構成での投稿を実現しています。
ストーリーズの縦型の画面は内観ニーズとの相性もよく、既存の動画広告と比較しリーチは4倍隣、CPM70%削減、CPI19%削減となりました。
当初の目標としていたアプリインストール増加も23%増を達成しました。
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インスタグラム広告で試行錯誤を
インスタグラム広告は画像や動画の内容によって多彩な伝え方が可能です。
費用の掛け方、広告形式など従来の広告では検証することができなかった様々な組み合わせで、広告戦略の最適化を模索することができます。
画一的な広告戦略に限界を感じているなら、インスタグラム広告で試行錯誤をしてみるのもいいのではないでしょうか。
参照
*1 https://business.instagram.com/getting-started
*2 https://business.instagram.com/a/stories
*3 https://business.instagram.com/advertising
*4 https://business.instagram.com/igb/a/ads-in-explore/?ref=igb_advertising